クラッチ交換

去年の11月の話ですがR19を今後5年間安心して乗るための重整備を施しました。作業開始の連絡を受けて工場へ行くととんでもない光景が目の前に広がっていました。

普通の車のようにミッションだけ降ろす事が出来ず、エンジンとトランスアクスルをまとめて吊り上げる形で脱着する事に決まったのでフロントの水回り、オイル周りをすべて切り離して養生します。
チェーンブロックを掛けてエンジンを作業台車に移します。
電動パワステのモーター。これで油圧を発生してポンプを駆動します。中央にパワステフルードの取り出し口が見えます。凝った仕掛けでステアリングフィールも上質なのですが壊れたときが怖い…
3人掛かりで干渉を避けながらゆっくりエンジンを吊上げて外します。
遂に降臨したF7Pユニット。近くでまじまじと見るのはもちろん初体験。
空になったエンジンルーム。見ての通りゴツいサブフレームがあるのでこのような作業内容になったのですが、こいつのおかげで剛性は非常に高くルノーらしい「非凡なる平凡」を体現する脚の動きやステアリングフィールが生み出されるのです。
ミッションとエンジンを分離します。右上に見えるのはエキゾースト・マニフォールドですが純正は鋳物で複雑な形状をしているので排気効率には改善の余地があります。
クラッチが露出しました。今回は純正互換のvaleoのキットを国内で手配して使用します。値段は安いのですが2Lのウィリアムスも同じ部品を使っているので性能的には全く問題ありません。
外した旧クラッチキット一式。ディスクは残量十分でカバーのダイヤフラム爪折れなどの異常はありませんでした。
異常が見受けられたのはこのレリーズベアリング。内部の溝に多量の錆が出て動きが悪くなっていました。ここ2年で2回クラッチワイヤーが切れ、クラッチペダル取り付け軸を1回破損させた元凶はこの小さなベアリングでした。薄々分かってはいましたがやはり原因を特定して部品交換すると安心します。
せっかくエンジンを降ろしたので続けて別の作業に移ります。
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