いろいろ試乗してみた
週末はあちこちのディーラーを回って新車試乗などしてみました。最初に行ったのはスバルで、父のレガシィのオイル交換の間に最新型を試乗したのですが、一言で言うと「レガシイじゃない」です。特に2.5Lターボ+ATは重たくつまらない車になっていました。2.5L NA+CVTのベースグレードの方はまだ軽快感もあり乗り心地の良さもストレートに感じられて少しは好印象でしたが、中立位置から遊びまでが無反応でいきなり反力がかかる電動パワステのフィールは少し残念に思いました。この様子だとレガシィから新レガシィへの乗り換えはウチの場合ありえませんね。
帰り道にVWディーラーがあったので寄ってみるとシロッコの試乗車があったのでお願いして乗せてもらいました。

新しいファミリーフェイスは天地に薄いグリルと吊り上がったヘッドライトが特徴ですが、なかなかシャープでいい感じです。

後ろから見るとリアフェンダーのふくらみが巧みな面構成で強調されていて、ゴルフベースのスポーツクーペらしさがよく分かります。ナンバープレートベースが台形になっているあたりはチーフデザイナーのウォルター・デ・シルバがアルファロメオ在籍時に手がけた147との近似性を感じさせます。

乗ると興醒めなのがドイツ車らしい所。メーターやインパネはパサートCCと共通で、分かりやすいけど色気に欠けます。HDDナビやETCが標準装備されるのはちょっといいかも。シートはドイツ車らしく固いけど確かな物。
走りの方は2Lターボ+6速DSGの組み合わせで文句なしの速さで、4,000rpmを超えた所で一気にブーストがかかるのは快感。脚周りもリアをワイドトレッドにしているだけあって安定性は恐ろしく高いです。DSGのシフトパターンも優秀でマニュアル操作の必要は全くありません。
また、新型レガシィの直後に乗ったのではっきりと分かったのが電動パワステのフィールが優れていること。レガシィで残念だった中立位置からのアシスト特性がシロッコではとても良かったのが印象的です。リニアにアシストされるのでステアリングに感じる反力がとても自然に思えました。
見積りを一応出してもらいましたがほぼ500万円ということであっさりあきらめました。確かにスペシャルな雰囲気でフル装備で文句のつけどころはないんですがどうも自分には合わないな。
翌日は福岡に出てアバルトディーラーでグランデプントの試乗。
安っぽいけどシンプルで楽しそうなアバルト・グランデプントのインパネ。スポーツモードへの切替でエンジン制御から電動パワステのアシスト量まではっきりと変化します。この電動パワステもVWシロッコと同様にインフォメーション豊富で素晴らしいフィーリングでした。6速マニュアルは自分で操作するのがとても楽しく、軽いクラッチとかっちり決まるミッションの組み合わせを堪能しました。兄弟車の中でこの車だけが左ハンドルなのもポイント高いですね。
1.4Lターボは直噴でもないのに圧縮比高めでレスポンスが鋭く、ちょうど2LクラスのスポーツNAを思わせるパワー/トルクの出方が運転の気持ちよさにつながっていました。脚周りもそのパワーにベストマッチで交差点一つ曲がるだけでも鋭く切れ込んで行く軽快さがあります。タイヤサイズはもう少し控え目でもいいかもしれませんが。程よいボディサイズに素人がきっちり使い切れるだけのパワーとそれを受け止めるシャシーがあって、よく効くエアコンやiPodがつなげるオーディオまでついていることを考えると新車では理想の1台に近いなと思います。
もっと理想に近いのがショールームにあったesse esse(エッセエッセ)です。タービンやECUも専用品に交換されたメーカーチューンの一台ですね。後から手を加えることを考えると最初からこれにする方が良いでしょう。見積りしてもらうと乗り出し価格370万円ちょうどで、VWシロッコ1.4TSIの車両本体価格より安いです。
アバルトのショールームにあった椅子がまた死ぬ程格好いいです。真っ赤なレザー貼りのバケットシートでこれが非売品なのが残念でなりません。営業の方によると、この椅子に座った人はみんな「いくらで売ってくれるんですか?」と尋ねるそうですよ。
現代の気になる新車はやはり魅力的でしたが、自分が乗っていたルノーの魅力がどこにあったかも再確認できました。暑い8月が終わる頃には自分の車をどうにかしたいなと思います。
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