Atomic Floyd HiDefDrum
日本導入が発表された時から、デザインに一目惚れして買う事を決めていたのがこの「Atomic Floyd HiDefDrum」です。実は1週間前に別のイヤホンを買ったばかりだったのですが、アマゾンで在庫1つ限りとなっていたので反射的に購入してしまいました(定価でw)
カプセルっぽいパッケージに浮かぶようにイヤホンが収納されています。
パッケージ裏には日本語で詳細な説明が。正規輸入品らしくていいですね。
外箱を外すと一面の赤。インパクトの強いパッケージです。
本体を外すとなぜかイケメンが現れる。
開くと説明書と保証書が。カードのデザインもカッコいいですね。
更に下に進むと黒革のキャリングケースと標準プラグへの変換ジャックが出てきます。このケースは、内部にイヤホンを収めて切り欠きに合わせてケーブルを巻き付けて使います。
中には大小のシリコンイヤーチップとフライトアダプタが入っていました。
「AcousticSteel」という高純度で極限まで薄く加工されたステンレス製のハウジングと、同じくステンレス製のリモコンマイク部。全てのパーツのデザインが行き届いていて所有する喜びに溢れています。
良かった点
- 音場が広い
- 帯域の分離がはっきりしている
- だけど音楽として心地よく響く
- 音の解像度が高い。ピアニッシモからフォルティッシモまで素直に再現出来る
- とにかく各パーツのデザインが美しい。魂を感じる。
悪かった点
- 重い。装着感はいいけど
- 音漏れする。ボリューム下げても良い音で聴けるからいいけど
- 本当の音が出るまでに時間がかかる
- バランスはいいけど低音域が物足りない
結構高価な物なのに試聴もせずに買ってしまいましたが、最初の期待を大きく上回る音でした。これまで試聴した中では「MDR-EX700SL」に近い傾向の音で、低音域・中音域・高音域それぞれでナチュラルかつ精密な音が出ています。金属製ハウジング+ダイナミック型ドライバーユニットの組み合わせらしくレスポンスの良いソリッドな響きは、字面だけで見るとロック向きのようですが、クラシックを聴くと弦楽器の響きに豊かな空気感が再現されている事に驚きます。
しかし真価を発揮したのは70年代のプログレッシブ・ロックを聴いた時です。ブランド名が「Atomic Floyd」であるだけに、Pink Floydを聴いたら相性が最高でした。シンセサイザーやエフェクターを駆使した音作りとアナログ多重録音の粋を極めたプログレッシブ・ロックは、広い音場を上下左右に飛び交う音の移動軌跡が追えるだけで別物のように聴こえ「自分はこれまで何を聴いていた気になっていたのだろう」というほどの衝撃を受けました。
スタジオモニター的な音の傾向なので、一部のJ-POPやアニソンではこれまで満足していた曲でもミキシングやマスタリングに不満を覚えるところすら感じられました。ミックスやマスタリングの善し悪しが残酷なまでに分かる、空間の拡がりや楽器の定位、空気感が伝わる、ある意味で情け容赦ないイヤホンです。
結論ですが、当然「買って良かった!」です。音楽を聴く事そのものに新たな楽しみを見出せましたし、外して置いておいてもその緻密でクールなディティールを愛でて楽しむ事も出来ます。iPhoneユーザには特にお勧めの逸品です。
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