Twitterでフォロー(@incrochi2009)している大名のイタリアンレストラン「オステリア インクローチ」へ行ってきました。ブログで紹介されていたレシピを試してみたりしたので行ってみたいなと思っていたお店です。



大名のプラザホテルプルミエの地下にお店はあります。入口の黒板には当日のランチメニューが。

地下へ降りる細く長い階段。ワインの空き瓶が積み重ねてあったり、イタリアの田舎家のような素朴な質感で塗られた壁だったりと気分が盛り上がりますね。

ランチオープンと同時に入店したのでシェフも最後の準備中。ちょうど1周年記念という事で挨拶を。

エントランスから見えたワインセラーの裏側が客席。ガラス張りなので中が見えます。綺麗な造形のミネラルウォーター(パンナ)の瓶も並んでました。中も見学したかったのですが、夜行われるパーティーの為の食材を収めているとの事で遠慮しました。また次行く時の楽しみという事で。

アーチ天井に抑えめの照明が落ち着いた雰囲気の居心地の良い空間。

本日のランチコース。前菜は赤鶏のインヴォルティーニ。茸のペーストが巻き込んであり、上にはラルド(豚の背脂の生ハム)が乗っています。あっさりとした味わいの鶏肉と森の香り高い茸の組合せにラルドが脂分をプラスする事で調和した一皿でした。添えてあるのはニンジンのピュレとラディッシュのピクルス。野菜の前菜だとパプリカのムースが好きなんですがそれに負けないくらいニンジンの甘味を上品に引き出したピュレにはちょっと嬉しい驚きを受けました。

3種類から選べるパスタは熊本県産和牛のミートソース、トリッパと。コースとしてのバランスを考えるとヤリイカと春キャベツでも良かったのですが、トリッパと聞いて避けて通れる訳がないっ!パスタはリングイーネのような平打ちの自家製生パスタ。生ならではのつるつるシコシコとした食感は五島うどんにも似た味わい。ミートソースはトマト味で牛の旨味が噛みしめればその分だけ溢れてくるような大きめのミンチの歯応えが心地よいものでした。上に乗せられたトリッパも水に晒して茹でて焼いてと手がかかっているので牛モツ(ハチノス)らしいくにゅっとした食感と焼けた表面のかりっとしたところのアンサンブルが食べてて楽しい。正直このトリッパのトマト煮だけ一皿たっぷりと食べたいくらい気に入りました。

主菜は茨城県産和牛のミスジ肉のタリアータ。エシャロットとバルサミコのソースで。肩ロースの間の刺身でも食べられる貴重な部位を表面だけ焼いて薄切りにした一皿です。とても美味しかったのですがランチのお値段だとこの量が限界かな。添えてあった野菜も美味しかった。特にスイートコーンの甘さは別格。

ドルチェは+400円のオプションで盛り合わせにしました。左上から、パンナコッタにアングレーズ、自家製ジュレ(ブルーベリー)、アーモンドのキャラメリぜとピスタチオのジェラート、チョコケーキ、マンゴーとチョコムースを挟んだスポンジケーキ。レストランのパティシエならではのその場でしか食べられない、ギリギリの軽さや柔らかさを追求したドルチェの数々。濃厚なアングレーズも、果実のフレッシュな風味が生きたジュレも、ブランデーの効いたチョコケーキも、マンゴーの濃厚な風味がストレートに出たムースもそれぞれ美味しかったけど、やはりピスタチオのジェラートこそがその場でないと食べられないものという事で一番印象的でした。

自家製生パスタやジュレはお土産も販売していました。これを買って帰れば家でもレストラン気分が味わえそうです。

料理が美味しいのは当然の事として、室内の居心地の良い雰囲気や、その中でてきぱき動く明るく親切なサービススタッフも素敵なお店でした。ここなら誰とどんな時に来ても大丈夫、上には鍵のかかる部屋がいくつでもあるしね(笑)